スタディツアーSTART2024年8月度レビュー・参加者の感想
農村ホームステイや現地在住日本人との交流などを通して、ルワンダの歴史や文化、国際協力、ビジネスを学ぶスタディツアー「START(Study Tour At Rwanda for Tomorrow)」。
2024年8月度は6名にご参加いただき、5泊6日の日程をぶじに終了いたしました。その様子をダイジェスト動画にまとめておりますのでぜひご覧ください。
アフリカ・ルワンダ #スタディツアーSTART 2024年8月度のダイジェスト動画!
・農村ホームステイ
・PIASS佐々木先生によるルワンダ虐殺と和解のお話
・女性組合ウムチョ・ニャンザの取組み
・アジアンキッチン山近さんのお話
など🇷🇼
9月度以降も募集中!👇https://t.co/mIigJtlhL3 pic.twitter.com/Um7dEa0wdY— アフリカノオト (@Rwandanote) August 27, 2024
Contents
スケジュール
おもなプログラム
キミロンコ市場でお買い物&オーダーメイドの服づくり
キミロンコ市場でオーダーメイドの服づくり!
激しい客引きに圧倒されながら、無数のアフリカ布(キテンゲ)からお気に入りを選んで、採寸して、スカートなどをつくってもらいました。完成が楽しみですね🙌#スタディツアーSTART pic.twitter.com/KuJhAvqWms— アフリカノオト (@Rwandanote) August 21, 2024
農村ホームステイ
農村ホームステイ中の参加者の感想🌍
“ホストファミリーとの対話の中で、思いもかけず、虐殺の話になり、思っていた以上に、フラットに話題としてあがったことに驚いた”
虐殺直後に生まれたホストシスターから、その影響が色濃く残る当時の様子や「赦し」について聞けました。#スタディツアーSTART pic.twitter.com/2YI3lsM4M2— アフリカノオト (@Rwandanote) August 22, 2024
PIASS佐々木先生のお話
ルワンダの南部県フイエ郡にあるPIASS(プロテスタント人文・社会科学大学)を訪問。
ここで教員をつとめる佐々木和之先生に、ルワンダ虐殺や和解についてお話をうかがいました。
そもそも「和解」とは何か、と構造的に考えることで学びが深まりました。#スタディツアーSTART pic.twitter.com/nXcVawqVkq— アフリカノオト (@Rwandanote) August 25, 2024
女性組合ウムチョ・ニャンザ訪問
アフリカ布雑貨製作をおこなう女性組合ウムチョ・ニャンザを訪問。
ルワンダ虐殺の生存者、加害者の妻という背景を抱えながら深い深い溝を埋め、共生するに至った過程は想像を絶するものでした。
縫製技術の上達で自分に自信をもてたというお話も印象的でした。#スタディツアーSTART pic.twitter.com/R2tz955MN1— アフリカノオト (@Rwandanote) August 25, 2024
アジアンキッチン訪問&山近さんのお話
ルワンダでタイ料理屋アジアンキッチンを営む山近紗矢子さんにお話をうかがいました🇷🇼
参加者の感想
“一言でいうと、山近さんがとてもステキな方だった。企業のブランディングやストーリーなどのお話もあったが、企業側だけでなく、消費者側の課題もあると思った”#スタディツアーSTART pic.twitter.com/bFwcOCITBm— アフリカノオト (@Rwandanote) August 26, 2024
参加者の感想
Q.STARTに参加して良かったことは?
まずルワンダに来れたこと。事前に行きの飛行機で竹田さんの本を読んで、大まかなルワンダの情報は頭に入っていましたし、また虐殺についてもイマキュレーの「生かされて」を読んで、かなり刻銘に当時の出来事についても把握はしていましたが、それでも実際にそれぞれの場所で、現地の方達から直接お話を伺えたことはとても貴重な機会で、色々と考えさせられる時間になりました。また、今回の旅を通じて、「平和学」という分野に非常に興味が湧き、日本に戻ってから、一度この分野について学びを深めてみたいと思っています。
【畑 俊彰さん(コンサルタント)】
まず、一人でルワンダに旅行に来ていたら、自分の興味に偏りこの国の歴史、政治について深く考えることはなかった。特にサバイバーや佐々木先生のお話を聞けることはなかったと思う。また、自分で課題意識を持ったり、参加者と意見を交換したりすることで、より学習が深まったと思う。
【匿名希望】
今回STARTに参加したことで、ただの旅行では出会えなかったであろう方々と出会い、交流し、本当に濃くて貴重な時間を過ごすことができました。また、人生の先輩であるみなさんと出会えて、いろんな考え方や生き方があるんだなぁと感じることができたのはすごく刺激になり、これからの自分の人生に生きると思います。本当に参加してよかったです。
【Yさん(大学生)】
これまで全く知らなかった分野、国際協力・平和について、ただの観光地巡りでは無く、毎日アウトプットを行うことで考えさせられより深い学びとなりました。普段の生活・仕事と極端に違うことに挑戦することで、自分の不得意とする部分を知ったり逆に得意なこと・すべきことのヒントに繋がった旅となりました。
【鳥居さん(製造業)】
文献や映画から得た情報の検証ができたこと。主催者の竹田さん、平和学の研究者、虐殺の加害者・被害者の女性のエンパワーメントに携わる日本人、虐殺以降の世代、虐殺を生き抜いた被害者女性など幅広く交流があったことで、多角的にルワンダの過去といまを知ることができた。
【大学教員】
Q.印象深かった人、言葉、できごとは?
Forgiveness is from you not somebody (虐殺当事者のことば)
【渡邊さん】
日本で、戦争に関する全国の平和記念館とか防空壕跡とかを今までたくさん訪れてきましたが、今回他国の歴史を第三者の外国人として学ぶのが初めてだったので、すごく印象深い経験だったなと思います。ウムチョニャンザの方々との交流後に、自分の買ったバッグを作った方とハグをして感謝を伝えあったことがとても印象に残っています。日本でも途上国の人が作った物を買う機会はありましたが、実際に現地で作業場を見て、本人と交流し、直接感謝を伝えることができるという機会は、とても貴重で、一生心に残る出来事だなぁと思いました。
【Yさん(大学生)】
これからの短期的、中長期的な目標ややりたいことは?
·管理職に「生徒をルワンダに連れて行きたい」と言ってみる。
·グレイスさんやウムチョニャンザの商品を生徒に紹介する。
·鉱物資源の闇、鉱物資源の紛争について先進国(もちろん日本も)加担していることを生徒に考えさせる。
·難民のことについて自身で学習を深めてみる。
【匿名希望】
竹田さんのように専門性とこだわりをもって、小規模で密度の濃いスタディツアーを実施したくなりました。
【大学教員】
今回の旅を経て、「平和学」という分野に興味が湧いた。これまでずっと人と組織の問題、特に組織における対立構造の解消、そしてそこからそこにいる人達が前を向き始めるきっかけを作ることを長らくやってきて、この問題解決はある程度やってきた感覚がある中で、これまでやってきたことと、紛争解決や平和構築の場面で行われていることは基本的には一緒であることを感じた。勿論、問題はより複雑で、一筋縄ではいかないことは理解しつつ、この領域についての学びを深めてみたいと思った。特に興味を持ったのは、平和学における重要な概念である「構造的暴力」という概念。まさに日頃ずーっと問題意識を持っている部分。
【畑 俊彰さん(コンサルタント)】
就活が本格的に始まっている中で自分の中でいろんな迷いがあるのですが、今回のことを踏まえて改めてしっかり考えながら、焦らず自分のペースで進んでいきたいなと思います。また、今回縁もゆかりもなかった地に降り立ってみて、新しい場所を知ることはやっぱりとても楽しいなぁと思い、今後もいろいろな所に足を運んで世界をみてみたいと思うと同時に、もう一度ルワンダに来て長期的に過ごしてみたいなぁと思ったりもしています。
【Yさん(大学生)】
短期的にはルワンダとその周辺国のことをもう一度学び直し、人々の考え方をより知ろうと思います。また山近さんにご紹介いただいたレストラン運営に関わる苦労、設備や働く様子については(ご迷惑にならないように配慮しつつ)社内でも伝えられたらと考えます。中長期的にはアフリカ進出のきっかけとして、企業としてアフリカ成長に関われたらと思います。
【鳥居さん(製造業)】
当社アフリカノオトの各種サービス
約1週間、他の参加者とともに学びを深めるなら→ アフリカ・ルワンダスタディツアーSTART 開催日程
オーダーメイドのルワンダ旅をするなら→ 「ルワ旅コーデ」農村体験やサファリなどルワンダ旅行はおまかせ!
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