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アフリカ行ったら人生変わる説を検証!教員志望の学生が営業マンに!?

当社がルワンダで開催しているスタディツアーSTART。ツアー参加者の “Before&After” をインタビューした動画です!
教員志望だった文系大学院生が、HR業界の営業マンになった経緯とは?
ゲスト:難波真生さん(2018年11月度参加、当時24歳→現在29歳)

0:00 イントロ
1:25 世界史の先生になりたかった
2:08 大学院へ
3:54 世界一周
5:08 スタディツアーSTART
7:53 なぜ教員にならなかった?
10:05 知らないヒト・モノ・コトに出会い続ける
14:07 やりたかったことできてる?
14:47 アフリカ行って人生変わった?

以下、動画の書き起こしを一部編集して文章化しています。

イントロ

当社アフリカノオトは、ルワンダでスタディツアーSTARTというプログラムを開催しております。2018年からやっているので、コロナ禍で3年ぐらいはできていなかったんですが、5年ぐらいやっているプログラムとなっています。参加者はもう50名以上になってきているので、例えば学生だった人が社会人になったりとか、いろんな変化が起きてきている頃。

その参加者の方々がどんなふうに変化をしているかというところを知りたいなと思ったので、このような企画を立ち上げてみました。そして、初回のゲストとなるのが、難波真生(なんばまおい)さんです。5年半前のSTART参加時は大学院生、現在はHR業界で営業担当をされています。

アフリカに行ったら人生が変わる」なんていう人とかもいますが、それって本当なのかどうかというところを、難波くんにお話を伺っていきます。

世界史の先生になりたかった

【以下、「た」=アフリカノオト代表・竹田、「な」=難波】

た:大学に入った時は最初から世界史の先生になりたいっていう目標があったのかな?

な:そうです。学校の先生になりたいって思ったのが小学校6年生ぐらい。御師ですね。先生に憧れて、先生になってみたいなって思い始めて。社会の先生になりたいなって思ったのが高校生だったと思います。それは単純に得意だったのと、あとは面白かったっていうことで。
世界史を選んだのも、結局大学受験の時の選択科目は世界史だったので

た;大学卒業して、そこから先生になるじゃなくて、大学院に行ってるんですよね。どういう考えで進学したんですか?

な:2つ理由はあるんですけれども、「教員免許状」っていうのがひとつめの理由です。大卒でも教員免許状は手に入るんですけど、院卒になると簡単に言うとゴールド免許みたいな形で教員免許に箔がつくんです。そうなるとより専門的に勉強した証拠っていう形で箔がつくので。例えば私立の学校とか進学校に入りやすくなったりします。僕は母校というか、私立の先生になりたいと思ってたので、その手段として「専修免許状」って言うんですけど、それがあったらいいなっていう思いもあって、じゃあもうちょっと世界史勉強しようかっていうことで、大学院を選んだと。あと、シンプルに迷ってたというか、どうやって生きようかと迷いつつ。ちょっと考える時間っていうところも含めて、大学院を選びました。

た:迷いはあったんだね。なんかずっと先生に向かって突き進んでる感じに聞こえてたけど。

な:そもそも実は教員に本当になろうかどうかっていうのも、大学4年生の就活をみんなが始めた時に悩んでいました。あとは、公立の先生になるか、私立の先生になるかとか、大学院行くか行かないかとかも散々悩みましたね。

大学院へ

た:そこで1年間休学をするっていうのは、世界一周をするために?

な:そうです。カンボジアに出かけた時からですね。もう強烈に旅をすることに惹かれてしまいまして。徐々に世界一周している人のインスタとかtwitterとかを見るようになったのも、大学2年生の後期ぐらいからでした。でも大学院進学をすると決めた時に、 もうやっぱりやりたすぎるので、「どうせ大学院行って2年間人と違うことするんだったら、もう夢叶えちゃおう」って決め切っちゃって。それで大学院に入学する段階から、教授には1年間休学させてほしいって相談をしてました。

世界一周

た:世界一周はどんなルートでまわりました?

な:基本は西回り。 アジアから綺麗に西に回ったってわけではないんですけど、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、南米を6か月かけて回ってくるっていうルールでした。

た:その途中でルワンダに来たときにスタディツアーSTARTに参加してくれたんですよね。主催者側としても日本から来る人を想定して作ったら、「世界一周の途中なんですけど参加していいですか」みたいな連絡をもらって、当時は驚いた記憶があります。

な:そうですよね。たしか竹田さんの(SNS)アカウントを前々からちょっと見てたんだと記憶してます。どこかの国にいた時に、そのSTARTってツアーをやるという話を見つけました。あと中込さんっていう、僕が旅するのいいなって思ったきっかけを作ってくださった人なんですけど、その人がどうやら同じタイミングでルワンダに来るらしいという情報を見て。もうこれは行くしかないんじゃないのかって思いました。

良くも悪くも旅行ってあくまでアウトサイダーとして、ソトモノの視点で、ただ通過するだけだと思うんです。でもSTARTでは仕事に触れるとか日本人に触れるとか、より深くその国のに関われるんだろうなっていう思いをその時持ったんですよね。これはちょっとやってみたいなって思いがあって、もう勢いで申し込んだって感じです。

スタディツアーSTART

中央が中込さん、左から2番目が難波さん、一番左が竹田

た:こちらがさっきお話に出てた中込さんですね。「世界と繋がるダンス教室」で 世界各国でダンスを教えているような方なんですけど、この中込さんに憧れがあったんですね。すごい印象的だったのが、中込さんの話聞いてる時に難波君が号泣してた記憶がすごいあって。なんかすごい感動してたよね!

な:そうでしたね。なんか泣いちゃいましたね。なんか理由わかんなかったんですけど。すっげえ泣いてましたよね。

た:そうそう、その時も言ってた。どういう気持ちが溢れちゃったのかなって聞いたんだけど、あんまり理由はわかんないと。でも色々旅をしてきて通過してくる国も多かった中で、ルワンダに1週間ぐらいとどまって憧れの人の話を対面で聞いて、今後どうやって生きていくかとかって話も多分その時にしてたから。それで感動してもらえたのかなと。

なぜ教員にならなかった?

な:なぜ僕が教職課程を切ったかっていうところにもつながってまして。正直スタディツアーに参加してるときはもう「教員じゃなくねぇか」ってほぼ自分の中で答えがありつつあって。思い返すとなんですけど、僕の行きたい人生を叶えるための手段として仕事を選んだ方がいいんだっていうふうに思うように旅中になっていて。それを教員っていう仕事を通じて実現できるかって考えたときに、その当時はちょっと無理かも、今じゃないかもって思ったんです。

ただ、僕は教員になるために大学にも入ったし、大学院にも出たし、教職課程取ったりとか、両親とかにもたくさんサポートしてもらって、迷惑かけて、アルバイトもずっと学校の先生とかやってきたし。つまり、これまで教員を目指してたけど「そうじゃないんじゃないの」ってなった時「これまでのプロセスってなんだったの」って急に怖くなっちゃったんですよね。

その時に中込さんのお話を聞いていく中でやっぱりもうやるしかないなって、ある意味腹がくれたっていうか。その時になんかすごく感極まって、思うところが強かったな、泣いてしまったなって今思い出しました。

た:まさに今の話は、1番今日聞きたいなと思っていたところで。ずっと先生になりたいと思ってた人が日本に帰ってきて、大学院に戻って、そして結果就職したのが、エンジャパンという人材系の会社なので、そこがどうしてかなと。

知らないヒト・モノ・コトに出会い続ける

な:ですよね。転機はなんだったんだろうなって思ったんですけど、結果、さっき言ってた通り、先生だと自分のやりたいことがちょっと実現できないかもしれないと思った。それって具体的にどういう転機があったんですか。

な:大学院に入ってから、旅中も特にだったんですけど、思うようになった価値観が1個あって、それが「自分の知らないヒト・モノ・コトとか、素敵なそういうものに触れ続けたい。出会い続ける人生を送りたい」です。そういう刺激と出会うことで自分自身がもっと豊かになってくんじゃないかっていう風に思ようになったんですね。

ただ学校の先生って、あくまで構造上なんですけれども、自分よりも年齢が下であり、 人生経験も基本的には短い人たちに持っているものをGIVEする側面が強い仕事だなっていう風に思ったんですね。もちろん僕も、そんな子供たちとか学生がくれることとか、学ばせてくれることってたくさんあることは理解はしてるんですけど、その時に得たいモノとかコトとか経験とかが、 その若者からもらえるっていうよりかは、ちょっと違うんじゃないの、っていう風に思ったんですよね。

た:知らないヒト・モノ・コトと出会えるようなチャンスが多いところっていうと、確かに今のお仕事にも繋がりそうな気はしますね。

な:知らないヒト・モノ・コトと出会える仕事ってたくさんあると思うんですけど、なんでHRに絞ったかっていうプロセスもお話できたらと。実は僕、最初マスコミを見てたんです。新聞記者とか、マガジンハウスっていう会社、ブルータスとかポパイとか雑誌を書いてるような会社のライターになりたいと思ったんですね。理由は自分が取材に行けるから。その知らないヒト・モノ・コトに会いに行けて最前線に自分が立てるっていうところで。

ただ、なんかちょっと腑に落ちなかったところがあって。その得た情報を世に対してどうやって貢献していくかっていうGIVEの仕方を考えた時にちょっと違和感あったんですよ。それでたどり着いたのが結局人材業界だったんですけど。人が良い仕事と出会えたらいいなって思ったんですね。いろんな仕事があるっていうのは、旅をする中とかアルバイトする中とかで本当ちっぽけですけど見えてきたところがあって。いろんな仕事があるけれども、よりその人にとってのベストなお仕事とその人が出会えたら、きっとその人の人生豊かになるんじゃないかっていう風に思ったんですね。そうなった時に、人材業界って結構いいんじゃないのって思ったと。

BtoBで営業職としていろんな企業さんの社長とか経営の人と会ったりすると、やっぱり自分の知らないヒトとかモノとかコトとかとたくさん出会えると。自分がGIVEできるものとすれば、新しい仕事と出会える可能性をユーザーに対して提供できるっていうところがあって、これは人材だっていう風に絞りました。

やりたかったことできてる?

た:今までずっと同じ会社で、職種もずっと営業をやってるんですか?

な:はい、職種だと営業ですね。なので、基本的に経営とか、 人とか組織に関する悩みを抱えた人事、経営者の人たちが相手で、エンジャパンが開発しているプロダクトを提供して、その悩み解決しませんかってご提案をしに行く仕事ですね。あとマネジメント職とかも経験したり、ちょっと企画っぽいこともやらせてもらったり。でも基本はもうずっと営業職で従事してます。

た:じゃあ入社の時に描いてた自分がやりたいことは実現できてる感じですか?

な:はい。蓋開けてみたらそうなってたって感じですかね。元々この事業部に行きたいなって思ってたところと配属になった事業部が違ったんです。元々人材紹介的なことをやりたかったんですけど、 どちらかっていうと組織開発とか組織コンサルみたいなことをやる事業部の配属になったんですね。ただ結果としてそっちの方がよかったというか、やっぱり自分の知らないヒト・モノ・コトを知ってる人と出会えることとか、企業と出会えるってのはすごく多かったので。

人生変わった?

た:最後に今日のテーマである、アフリカ行って人生変わったかどうかっていうところなんですけど、人生変わったなっ思いますか?

な:変わったと思います!

た:言わせてるみたいですけど笑

な:いや、そんなことはない!そんなことないですよ。

た:それは特に先生になりたいっていうところから、就職した方がいいんじゃないかっていう考え方の変化とかですか?

な:そうですね。考え方の変化があったのが旅行中で、そっちに決めきるかって腹をくくれたのがやっぱりSTARTの期間だったと思ってます。なんかもうやるしかないなっていうか、教員以外の生き方で行くかって思い切れたのはSTART以降だったかなって。中込さんに限らず、竹田さんもそうですし、あすかさん(竹田の妻)もそうですし、あとさとかさん(現地で活躍する起業家・通訳)とかもそうですし、今日来てるきよとさん(難波さんのSTART同期)とかもそうですけど、自分の生き方をちゃんと持ってる人、芯を持って生きてる人ってのがいて、 「じゃあお前はどうすんだよ、難波」と自分に問いかけた時にやっぱもうやるかって思えました。

た:本日はありがとうございました!

▼スタディツアーSTART
農村ホームステイや現地在住日本人との交流などを通して、ルワンダの歴史や文化、国際協力、ビジネスを学ぶスタディツアープログラム。
2024年夏季 参加者募集中!
・8月度:8/20(火)〜25(日)※〆切 7/31(水)
・9月度:9/21(土)〜26(木)※〆切 8/31(土)
詳細↓
アフリカ・ルワンダスタディツアーSTART 開催日程

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