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【レポート】セントヨゼフ学園ルワンダオンラインツアー【HISコラボ】

アフリカのルワンダでスタディツアーや情報発信をしながら、国際協力機関でも働いています、タケダノリヒロ(@NoReHero)です。

三重県津市半田にある私立中高一貫のカトリックスクール、セントヨゼフ女子学園高等学校・中学校にて、3日間のルワンダオンラインツアーを実施いたしました。

実施日:2022年3月22日(火)・23日(水)・24日(木)日本時間15:00~17:00
参加人数:43名(中学2年生〜高校3年生、教員)
利用目的:海外研修の代替案として
協力:HISスタディツアーデスク

1日目は「歴史を知る」、2日目は「暮らしを感じる」、3日目は「未来を考える」というテーマで実施。ルワンダ虐殺生存者との対話や市街地&農村部視察、現地で活躍する日本人女性インタビュー、現地の若者との交流など盛りだくさんの内容となりました!

1日目〜歴史を知る〜

ルワンダ虐殺生存者の営む雑貨店より中継

ルワンダ虐殺生存者インタビュー ※画像は別日のもの

15:00 ルワンダ虐殺の歴史振り返り【40分】
あいさつ&自己紹介(3分)
ルワンダ虐殺とは(2分)
虐殺までの流れと原因(20分)
虐殺からの復興(5分)
虐殺からの教訓(10分)
15:40 休憩【5分】
15:45 生存者インタビュー(日英通訳つき)【40分】
16:25 ピースディスカッション(日英通訳つき)【30分】
説明(2分)
シンキングタイム(5分)
発表&フィードバック(25分)
16:57 生存者からのメッセージ【3分】

2日目~暮らしを感じる~

首都キガリ市街地より中継

ダンスを披露してくれたルワンダ人男性

15:00 導入・あいさつ 5分
15:05 都市部ライブ視察 30分
15:35 農村部視察(事前録画)20分
15:55 休憩 5分
16:00 ルワンダで活躍する日本人女性インタビュー(事前録画) 25分
16:25 一般家庭訪問(日英通訳つき)25分
16:50 感想 10分

3日目~未来を考える~

ルワンダの小学校長へのインタビュー

<前半:ルワンダの学校視察 80分>
15:00 あいさつ・学校視察(事前録画)【10分】
15:10 アフリカ教育の概況【5分】
15:15 ルワンダの学校+IT教育動画(事前録画)【20分】
15:35 ルワンダ教育の課題【10分】
15:45 校長インタビュー(事前録画)【15分】
16:00 近年の変化【10分】
16:10 当社の教育へのかかわり+ビデオレター(事前録画)【10分】

16:20 休憩【5分】

<後半:ルワンダ人と交流 30分>
16:25 ルワンダの若者と交流&ディスカッション(日英通訳つき)【25分】
16:50 感想【10分】

参加者の感想

生徒(中2)の感想↓

普段では知れないような国の過去や現在について学べ、未来についても考えることで、自分の視野が広がりました。都市部や農村部、学校でのリアルな生活に触れて、自分と違う国で生きる人々と交流するのは私にとってとても新鮮で、とにかく楽しかったです。どんな家に住んでどんな物を食べているのか、どんなものが流行っているのか、自分が知らなかったことを知れるのが面白かったし、ルワンダに興味を持ちました。

生徒(高2)の感想↓

私はルワンダ虐殺の生存者の方へのインタビューがいちばん印象に残っています。
戦争の体験を直接聞いたことでさえあまりなかったので、ルワンダでの大量虐殺のことを当事者の方からリアルに聞くことができて、とても良い体験になったと思います。私たち日本人には第2次世界大戦が最後の戦争として記憶に残っていると思いますが、それより何十年も後になっても世界に虐殺や戦争がまだ起こっていて、後遺症や精神病に悩まされている人がたくさんいることを知り、戦い自体が終わっても、当事者の方々の戦争はまだ終わっていないのだと感じました。
また、民族同士の争いを招いた根本には先進国の思惑があったと知り、驚いたと同時になぜか妙に納得したような気もしました。
国連があまり動けなかったという当時の課題が今のウクライナ情勢で再び浮き彫りになっているので、早急に解決しなければならない課題なのではないかと思います。
同じ人間が民族の違いで対立しなければならなかったこと、そのことによって加害者側と被害者側に二分されたこと、加害者を赦すことの難しさを細部に至るまで知ることができました。

先生の感想↓

まずは何よりも、竹田さんのファシリテート力に感嘆いたしました。非常に分かりやすい話し方と説明でしたので、低学年の生徒達もコンテクストをよく理解できたと思います。また、お二人の高い語学力に触れ、生徒達も大いに刺激を受けたにちがいありません。臨場感溢れるライブツアーでは、久々に旅の気分を味わうことができ、仕事を忘れて気分が上がってばかりいました!特に都市部見学をしている時は、あたかも自分が街中を歩いている感覚に陥りました。海外体験学習のみならず、キャリア教育にも通ずるものがあり、初めてのオンラインツアーでしたが、大変満足のいくものだったと思います。最後に登場されたルワンダ人女性がもっとお話をされたい様子でしたので、後ろ髪を引かれる思いです。イブラヒムさんの温かいおもてなしにも感謝の気持ちでいっぱいです。最後の最後で、初めてルワンダの方々と心を通わせ、双方向の交流ができたような感覚が得られ、胸が熱くなりました。時間延長の価値は大いにあったと思います!!

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HIS×アフリカノオト オンラインスタディツアー

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