【オンライン授業】小石川中等教育学校グローバルセミナー【アフリカ】
2020年12月24日に、「ルワンダ講座―アフリカの奇跡!IT立国の光と影」と題して、東京都立小石川中等教育学校約800名の生徒のみなさんにオンライン講演を実施いたしました。
内容は①ルワンダってどんな国?、②1994年のルワンダ虐殺〜背景と現在も残る影響〜、③青年海外協力隊OBが語るルワンダの魅力と闇、④学生へのメッセージについて。
ルワンダの歴史、地理、経済、文化といったマクロな視点(鳥の目)と、ルワンダで生きる個人のストーリーに焦点を当てたミクロな視点(虫の目)から、立体的にものごとを捉えることの重要性を伝えさせていただきました。以下、参加してくださった生徒さんからの感想です。
自分が知らないこと、わかっていなかったことがあまりにも多く、今日は多くのことを学ぶことができてうれしかったです。
まず、アフリカの国は「貧しい」といった偏見を持っていましたが、ルワンダのITの発展やドローンの活用、女性の活躍は本当に印象的で、まさに「アフリカの奇跡」だと思いました。ルワンダの虐殺に関しては、昨年の授業で調べ、発表する機会があったのですが、それ以上に新しく学んだことがたくさんありました。虐殺の背景にあった歴史をはじめ、プロパガンダや大統領の暗殺者の議論などが興味深かったです。
最も印象に残ったのは和解のために現在は民族を区別していないということでした。世界ではルワンダ以外でも多くの国が民族間の問題を抱えてます。ルワンダと同じように民族間の区別をせず、同じ民族として、さらには同じ地球に住む人間として過ごし、平和な世界を実現できればいいと思いました。
また、虐殺生存者の方のお話で、虐殺の歴史的背景について学ぶことができました。「何万人が殺された」という数字でなく、一個人の経験を知ることが、虐殺がいかに残酷なものであったかを深く理解することに繋がったと思います。
最後に、ルワンダの情報発信とツアー業を通して、私達にここまで深く学ぶ機会を作ってくださっている竹田さんに感謝します。私も竹田さんのように、社会さらには世界に貢献できる人を目指したいと思いました。大変貴重なご講演をありがとうございました。
このような感想をいただけて、うれしい限りです……!中学生と高校生いっしょに聞いていただいたので、理解度に差が出ないかすこし心配だったのですが、杞憂だったようですね。
貧困、経済発展、平和、分断、和解など、ルワンダからはさまざまな要素を学ぶことができるので、これが日本社会や世界に目を向けるきっかけになることを祈っています。
「わたしの学校でもオンラインスタディツアーをやってほしい!」という方は、ぜひ下記フォームからお気軽にご相談ください。