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政治家・起業家・投資家18名とルワンダビジネス視察研修を実施しました

 タケダノリヒロ( @NoReHero

日本の旅行会社HISさんのスタディツアーデスクからお声がけいただき、ルワンダ視察研修の現地コーディネートを担当させていただきました!期間は2019年10月25〜31日の1週間。

呼びかけ人は元吹田市議会議員で、現在はイシキカイカク株式会社代表取締役の神谷宗幣さん。

神谷さんのつながりで、日本全国から政治家、起業家、投資家など18名の方々に参加いただきました。

ホームビジット家庭の前で

この記事では、ツアーの概要とスケジュール、参加者の声、コーディネーターとしての学びをまとめています。

ツアーの概要とスケジュール

ツアーの目的は参加者によって異なりましたが、

経済成長や女性の活躍がめざましいルワンダでその要因を学び日本に活かす
『IT立国』を目指しているルワンダにおけるスタートアップ事情を知る
現地で活躍する日本人起業家とのつながりをつくる

など。

キガリ中心街を望む丘で

こういったご要望にもとづいて、H.I.S.さんと相談し以下のスケジュールを組みました。

  • 1日目
    • オリエンテーション
    • アフリカとルワンダの概要レクチャー(地理・歴史・経済)
  • 2日目
    • アフリカとルワンダの概要レクチャー(観光)
    • アカゲラ国立公園(サファリツアー)
  • 3日目
    • Women’s Opportunity Center(女性支援施設)
    • キガリ虐殺祈念館
    • キミロンコ市場
  • 4日目
    • アフリカとルワンダの概要レクチャー(IT・スタートアップ)
    • 在ルワンダ日本大使館
    • ルワンダスタートアップ企業訪問(1社)
  • 5日目
    • kLab, FABLAB(起業家育成施設)見学
    • ルワンダスタートアップ企業訪問・交流(4社)
    • 日本人起業家との交流会
  • 6日目
    • 農村部小学校訪問
    • 農村部ホームビジット・住民との交流
    • まとめミーティング
  • 7日目
    • ショッピング
    • 帰国

参加者の声

参加者のみなさんからよく聞かれた声は

街がきれいで安全
人がおだやかで日本人に気質が似ている
(いい意味で)ぶっ飛んだ日本人起業家がたくさん

など。

そしてルワンダで得た学びとしては

虐殺の歴史とそれにまつわる国際関係、経済の裏側
日本の中小企業によるルワンダの社会問題解決の可能性
ルワンダスタートアップ企業の現状と課題、ポテンシャル

などが挙げられます。

ぜひまた来たい」「友人にもルワンダのことを伝えます」というおことばもたくさんいただき、参加者のみなさんにとって実り多い視察の機会を提供できたことを実感できました。

コーディネーターとしての学び

今回のツアーではコーディネーターとして、18名のみなさまに研修の場を提供する立場でした。

しかし私自身、非常に学びの多い1週間となりました

私が学んだことは以下の3点。

  • ビジネスマン向けルワンダツアーの可能性
  • ルワンダでの体験を参加者の成長だけでなく、日本に還元すること
  • 「なんでだろう?」「なんか変だな?」をもう一歩深堀りすること

ビジネスマン向けルワンダツアー

当社では、これまでおもに国際協力に関心の高い大学生を意識したスタディツアーをつくってきました。

しかしルワンダを含むアフリカは、単なる援助の対象ではなく「ビジネスパートナー」として注目が高まっています

在ルワンダ日本大使館を訪問した際には、日本で活躍の場を得られていない中小企業の技術で解決できる社会問題がルワンダにはたくさんあるのではないか、という話になりました。

また、スタートアップ企業訪問後には、プレゼンしてくれたIT企業とツアー参加者の経営する企業との間でパートナーシップ提携の話が進んでいます。

さらに近年ではSDGsの浸透に伴い、会社内でグローバルな社会問題に詳しい人材の育成が求められており、社員にボランティア活動を促進するため「ボランティア休暇」を設ける会社も増えているそうです。

参考:「ボランティア休暇利用者が多い」トップ100社 | 就職四季報プラスワン | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

こういった需要を考慮して新たなサービスも提供していきます。

日本に還元

2つ目の個人的な学びは、ルワンダでの体験を参加者の成長だけでなく日本に還元すること。

ふだんのスタディツアーでは、ルワンダでの体験を通じて、参加者の興味・関心を深堀りし、より自分自身への理解を深めてほしいと思っています。それによって、自分の進むべき道に自信をもって進むことができるから。

でも、それだけではなく、ルワンダでの体験やつながりを日本で活かすことも可能です。

たとえばルワンダの女性活躍推進の取り組みや、環境保護のための政策を日本に取り入れるなど。

「先進国と途上国」と捉えると、どうしても我々が与える側であるように勘違いしてしまいがちですが、ルワンダから日本が学べることもたくさんあるのです。

それを参加者の方々を通じて日本に還元することが、当社ツアーの役割のひとつであると気づきました。

もう一歩深堀り

3つ目の学びは、「なんでだろう?」「なんか変だな?」をもう一歩深堀りすること。

これまで約1年にわたって、100人近い方々にルワンダの歴史や経済について説明をしたのですが、話しながら「本当にそうかな?」と自分自身に対して思うことが多々ありました。

たとえば「虐殺はなぜ起こったのか?」という問いには、「植民地化を通して民族の分断が色濃くなり対立や憎悪の感情が煽られ、大統領の暗殺が引き金となったから」と答えることができます。

でも、なぜその対立があそこまで激化してしまったのか、なぜ世界はその惨劇にもっとはやく手を差し伸べることができなかったのか、というもう一歩踏み込んだ問いに関しては、日本人の訪問客のみなさんに教える立場でありながら自分でも腑に落ちていませんでした。

しかしながら、今回のツアーを通じてほかのルワンダ在住日本人の考察を聞いて納得することができたのです。

その話が真実かどうかはわかりませんが、世界で起きている実際のできごととご自身の経験を通じて導き出されたものだったので非常に説得力のあるものでした。

ルワンダのことを伝える者としては、ちょっと調べて答えが出てくるような情報を教えるだけでは本当に価値があるとは言えません。

学んでいる過程で多くの人たちが「なんか変だな?」と違和感を覚えながらも、その先がわからず思考停止してしまうポイントがいくつかあります。

コーディネーターとしてはその壁を乗り越えてさらに深堀りできるよう、勉強を続けていきたいと強く思わされた視察研修になりました。

ビジネスツアーのご相談

当社アフリカノオトでは、このようなビジネスマン向けルワンダ・スタディツアーも実施しております。

現地スタートアップ企業のプレゼンテーションを拝聴中

人数・ご予算・スケジュール・プログラムなどすべてご要望に応じて柔軟に対応いたします。

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メール:info■rwandanote.com(※ ■を@に変える)

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