norihiro415/ 12月 17, 2018/ スタディツアー「START」

 

タケダノリヒロ( @NoReHero): Africa Note Ltd. 代表

ルワンダ・スタディツアー「START」の第3期、ぶじに終了しました!

2018年11月27日~12月3日、6泊7日で実施。今回は大学生、大学院生、社会人の3名。

事前アンケートでは「ルワンダの生活、文化、歴史を学びたい」「ルワンダで暮らす人たちの生き様を知りたい」という意見があったので、「生活・文化・歴史」と「生き様」を重点テーマにしました。

いったいどんなツアーになったのでしょうか?1日ごとにおこなったアクティビティと、ツアーメンバーからの感想や写真をまじえてお伝えします!

1日目

夕方に合流、ブリーフィング、夕食

2日目

2日目から本格的に始動!

虐殺祈念館

キガリ・ジェノサイド・メモリアル

まずはルワンダのあらゆる面で影響を及ぼしている1994年のジェノサイド(大虐殺)について学ぶため、キガリ・ジェノサイド・メモリアル(虐殺祈念館)へ。

JICA訪問

中島さん(右)のお話をうかがいました

午後はJICAを訪問。高田所長にルワンダの概略についてご説明いただき、その後水事業を担当されている中島さんにふだんのお仕事やご自身の生き方についてうかがいました。

~ツアーメンバーの日記より~

中島さんの仕事に対する姿勢がとても興味深かった。
水事業をやりたいという大目標がありつつ、”世界を回りたい”という別の目標、”自分は起業は向いていない””帰国子女のコンプレックスがある”という自己理解。
それらを総合的に考えているところが、現在の仕事の満足度につながっているのかなと感じた。
ただ、意外だったのが、仕事、仕事!という感じでもなく主夫になってもよいとおっしゃっていたこと。この発言ができるのは、きっと自分にとって一番大事なのは、何なのか理解しているからではないだろうか。
自分は自分の目標を掲げ、それを達成できる仕事を選び、その仕事を全うすることが自分にとって幸せと思っているが、もしかしたら、その考えも間違いかも?凝り固まった考えかも?と思うようになった。
残り5日を通して自分の生き方もしっかり考えていきたいと思った。

これは唯一の社会人メンバーからの感想です。JICAで働く中島さんの考え方を受けて、自身の考え方にも変化が出てきたようですね。

自分は自分の目標を掲げ、それを達成できる仕事を選び、その仕事を全うすることが自分にとって幸せと思っているが、もしかしたら、その考えも間違いかも?

自分にとってなにがいちばん幸せなのか。さまざまな人との出会いを通じて、自分自身の生き方を省みることができることもこのツアーの魅力のひとつです。

3日目

STARTALK(根本千里さん)

3日目は「STARTALK」から(ツアー名「START」と、輝いている人という意味で「STAR」、お話を聞くという意味で「TALK」を掛けております)。

お話してくださったのは、キガリで貧困女性やシングルマザーを支援するAFRICAN Daisyの根本千里さん(@chisato823

キガリの貧困家庭の様子を伝えてくれる根本さん

支援を始める前に100軒以上の家庭をみずからまわって、キガリの貧困家庭から直接聞き取り調査をおこなった根本さん。

わたしは青年海外協力隊としてルワンダの農村部に2年間住んでいましたが、こんなに壮絶な生活をしている人たちがこの国にいるなんてまったく知りませんでした。むしろ田舎よりも都市部に暮らす貧困層のほうが生活はきびしいのかもしれません。

~ツアーメンバーの日記より~

世界の未来を変えようと努力する人はきっとこの世には沢山いるのかもしれない。たまたま僕がこれまでの人生で会っていなかっただけで。この世界には、これまでに僕が知らなった景色、生き方、仕事が沢山あるのだろう。それに気付かせてくれるのは、新しいモノとの出会いだ。それはたまに景色であり、食べ物飲み物であったり、人であったりする。
面白い人との出会いが、自分を一つ上のレベルの世界へ押し上げてくれているような、選択の幅を広げてくれるような気がする。ここ数日、本当に面白い人たちと出会う機会がある。本当にありがたいことだ。

さて、僕は何をしようかな。どうやって生きようかな

世界の未来を変えようと努力する人はきっとこの世には沢山いるのかもしれない」という感想が印象的ですね。根本さんのお話から、一見平和に見えるルワンダの影の部分を知ることができました。大事なのは、それを知った自分たちがここからなにをするか。

根本さん(右から二番目)と

AFRICAN Daisyはネットショップでアフリカン生地(キテンゲ)を使ったバック・エプロンなどを販売しています。

ルワンダの女性たちが一つ一つ丁寧にミシンで作成しており、売り上げはルワンダの貧困女性の支援に寄付されるとのこと。

これが支援につながるから、というだけでなく単純に商品としてのクオリティが高い(きっちり作られているし可愛い!)のでぜひチェックしてみてください。

AfricanDaisy(BASE) 

うちの妻もエプロンやトートバッグを愛用しています。

ムムジ散策&自由行動

午後は「ムムジ」と呼ばれる中心街を散策!自由行動をしてもらいました。

中心街(ムムジ)を散策

4日目

キミロンコ市場

4日目の朝はキミロンコ市場からスタート。

キミロンコ市場を散策

野菜や果物、日用品や服、ちょっとした電化製品など幅広く売られています。

女性陣が多かった第1期ではここでアフリカ布(キテンゲ)を選んでオーダーメイドの服をつくり、「カワイイ!」とかなり盛り上がったのですが、今回はみんな服には興味がなく「あ、大丈夫す」と一瞬でスルー。はっきりしていて助かります(現地にお金を落としてもらえるとうれしいけど、いらないものはいらないもんね)。

イネマアートセンター

キガリでは虐殺祈念館に次ぐ観光スポット、イネマアートセンター

イネマアートセンター

ルワンダ人アーティストの作品が展示されていて、入場無料。お庭やカフェもオシャレです。

アートギャラリーの外壁に大統領の写真がデカデカと掲げられているのもルワンダっぽい。

昼食(アジアンキッチン)+井垣智志さん

お昼ご飯では、青年海外協力隊として活動する井垣智志さん(@satoshi_10)にお話をうかがいました。

井垣さん(左端)と

会社員、カナダでのワーキングホリデー、大学院、青年海外協力隊と、多様なキャリアを歩んでいる井垣さん(通称がっきー)。

メンバーからはこんな感想も。

~ツアーメンバーの日記より~

いろんなところに点を打っているガッキーさんの人生。いつかそれらがつながり、すごいことになりそうな予感がする
ガッキーさんのように一度働いてからも自分の人生を考えてスパッと辞めることができた人は本当にすごいと思う。入った会社がどれだけ嫌かによるが、なかなか決断できないのではないだろうか。

また、一度社会に出てから、また大学で学び直すことはとても良いことなのでは?と思った。隊員を終え大学院に戻られたガッキーさんはまた予想外の点を打つのだろうか。
今後も目が離せないぜ!(急にキャラ変)

井垣さんは「(転々としてきたから)自分の経歴を話すのがあまり好きではない」と言っていました。

でも「点と点をつなぐことでそれがいつかは線になる」と前向きに捉えることもできるようになってきたようです。そんな姿にツアーメンバーも背中を押されていました。

今後も目が離せないぜ!

STARTALK(中込孝規さん)

二人目のSTARTLKゲストは、中込孝規さん(@nakagome63。世界一周をしながら1万人にダンスを教えたり、アフリカと日本の子供たちを「ダンス×ネット中継」でつないだりしているすごい方。

中込さんの話に聞き入るツアーメンバー

最近よくテレビにも出演されていますね。ちょうどツアー期間中にルワンダ訪問中だったので、お話をしてもらうことになりました。

じつは今回は中込さんの影響を受けて世界一周をしている最中のメンバーもおり、中込さんのお話があまりにも感動的だったので涙してしまう一幕も。

感想を言おうとしても胸がいっぱいで言葉にならない様を見て、わたし自身もこのツアーで彼らを引き合わせることができて本当によかったと思いました。

~ツアーメンバーの日記より~

今日のハイライトは中込さんの話だ。お会いできて良かった。話を聞けてよかった。そして自分の思いを伝えることができて良かった。正直なところ、自分が何を伝えていたかあまり覚えていない。けれど、これはきっと悪いことではない。あの時抱いた感情をこの先も心に留めておきたいと思う。
良い1日だった。

中込孝規さん(中央)と

ホームステイ開始

そして夕方からルワマガナ郡ムシャセクターという農村部(わたしが協力隊として活動していた地域)に移動して、いよいよホームステイ開始!

↑首都キガリからムシャセクターまでは車で約1時間

5日目

トイレは外のボットン便所、水道はなく、お風呂は水浴び、料理は炭とインバブラ(七輪のようなもの)を使うという農村生活。

迎え入れてくれるのは、わたしが2年前からお世話になっているフェーザさんファミリー。

通訳をまじえてホストファミリーと対話。

ふだんキガリに住んでいる息子エリックも、わたしたちの来訪に合わせて戻ってきてくれていました。

通訳の大江里佳さん(@satoka817)をまじえた交流でも、エリックやママからの鋭い質問が途切れずメンバーはタジタジでした(「もし君がこの国の大統領で3つ改善するとしたら何をする?」とか難しすぎる……)。

~ツアーメンバーの日記より~

ママとエリックに出会えてよかった。2日間という短い時間だったけど、私にとって忘れられない大切な時間だった。特にママは英語を話せない私を気遣ってくれたり寝るところも整えてくれたりとものすごく迎え入れてくれてとても幸せな気持ちになった。また、会いにいきたい

ホストファミリーと

~ツアーメンバーの日記より~

終始親切にしてくれた一家にはただ感謝である。この3日間で一人旅ではなかなか経験し難い事を経験することができた。その国のイメージはどんな人と出会ったかで大きく変化する。僕のルワンダ滞在で最も印象に残ったルワンダ人はエリックだ。彼は明るくてナイスガイだった。しかしその明るさの裏にある苦労も知った。きっと僕に話したことは彼の生きざまの一部なのだろう。子供を楽しませようと楽しいお兄さんを演じるエリックの表情がとても印象に残っている。この国が、そしてこの国に住む人が少しでも日々を楽しく自分らしく生きられるようになる日が来てほしいと願う

2泊3日という短い間ですが、ルワンダ人とこれだけ深くかかわれる機会は彼らにとっては貴重です。

そのなかで、ツアーメンバーがこれだけ想いに満ちた感想を残してくれたことをとてもうれしく思います。

6日目

6日目はキガリに戻ってきて、休憩&自由行動。翌日がいよいよ最終日!

7日目

最終ミーティング

最終日には、ツアー全体の振り返りに加えて、それぞれの人生について「人生曲線」を書いてもらいました。

「人生曲線」とは、これまでの人生で良かったとき、悪かったときをグラフであらわし、いまの自分の軸や価値観をつくっているルーツを探っていくものです。

人生曲線を書いて、それぞれのルーツを振り返りました

今回のツアーのテーマは「生き様」。ルワンダで暮らすさまざまな人たちの多様な生き方を学び、それをふまえて自分自身についてもより理解を深めてもらえたのではないかと思っています。

第3期まとめ

これまでの人生があり、STARTに参加して、これからの人生をどう生きるか。

ツアー全体の感想として、

さらにやりたい事を実際にやってみようと思えるようになった

1人でアフリカに来れるならどこにでも1人で行けるという自信にも繋がった

何歳でも新しいことに挑戦しようと思った

というコメントをいただきました。

空港でお別れ!

みなさんの人生もここからSTART。誰かの可能性がひらける瞬間を目の当たりにできるのは、本当に良いものです

ルワンダでの経験をきっかけに、自分なりの道を楽しく歩んでいって「STAR」になってもらえるよう祈っています。

また会う日まで!

 

ルワンダ・スタディツアー「START」ではメンバーを随時募集しています!新たな一歩をここから踏み出してみませんか?

詳細はこちら→ ルワンダ・スタディツアー「START」開催日程(~19年4月)