【STARTメンター紹介②】根本千里さん~貧困女性の支援&母子手帳普及~
タケダノリヒロ( @NoReHero)
スタディツアー「START」のメインコンテンツのひとつが、「現地で活躍する日本人との勉強会」。
9月後半に開催されるツアー第1期では、ふたりの女性起業家にメンターとしてご協力をお願いしています。
前回ご紹介した唐渡千紗さんにつづいて、ふたりめは根本千里さん。
貧困女性を救うための事業をおこなう会社、AfricanDaisyの代表です。
Contents
根本千里さん 略歴
根本千里(31歳)
1986年 埼玉県生まれ
東京医療保健大学看護学部にて看護師免許・保健師免許取得。
助産師に憧れそのまま助産学専攻科1年過程で助産師免許取得。
卒業後、4年間NTT東日本関東病院産婦人科にて助産師として勤務。
退職後は1年弱アメリカで休暇。
帰国後、JOCV(青年海外協力隊)を知り応募。ラオスへ派遣される。
(2017年10月に任期短縮し帰国)
結婚して2017年11月からルワンダに居住。
もともとは助産師として日本国内で働かれていた方です。
それから退職して、青年海外協力隊に参加されました。じつはこのスタディツアー「START」の主催者であるタケダとは協力隊の同期。
さらに千里さん(通称ちりちゃん)の夫である晃さん(ぴかりん)も、わたしの妻も、みんな協力隊の同期(平成27年度3次隊)。それぞれの国に派遣される前に、福島の訓練所で2ヶ月間いっしょに過ごした仲なのです。
そんな4人がまたルワンダで再会することになるなんて、不思議なご縁を感じています。
AfricanDaisy(2018年6月)設立
ここからは、ちりちゃんがルワンダで現在やっていること・これからやっていきたいことをご紹介します。
まずは貧困女性支援、「AfricanDaisy」の取り組みについて。
きっかけ
・シングルマザーを多くみかけ、そういった女性は小さい子供がいることで働けず貧困生活に陥っている現状を知った
・ラオスでのJOCV(青年海外協力隊)の経験で、本当に支援を必要としている人たちに支援が届いてない現状を知り、そういった人に支援を行いたいと考えるようになった
・NGOではなく ビジネスとして女性の自立を促し、資金を集めさらに女性支援したいと考えた
現在の活動
・comeracreativeという工房で質向上のための支援・助言をしながらキテンゲ(アフリカ布)製品を作成。また製品を日本で販売するために計画立案中
・キガリ在住の女性(1日1ドル以下の収入またはシングルマザー)からインタビューを受け、本当に必要なニーズや彼女たちの強みを見つけている
[#貧困女性 へのインタビュー]
今日訪問した2件は、二人とも1994年大虐殺の影響で財産をなくし、
貧困から立ち直れない背景があった。この写真の一部屋に母子5人が生活してます。
これもルワンダの一面。#africandaisy pic.twitter.com/bNcrpYdWyx
— Chisato (@chikarwanda) 2018年8月2日
↑ ちりちゃんがツイッターで投稿しているインタビューのようす
今後の計画
インタビューから彼女たちが持続的にそして自主的に収入向上できる仕組みを考え、実行していく
ウムチョムイーザ学園 保健室看護師
もうひとつは、学校での保健活動や母子手帳の普及について。
現在の活動
日本の看護師・助産師免許をルワンダで登録中(時間と手間がかかってまだ終わっていない)
今後の活動
・9月に日本からの来る医師とともに子供達の健康診断
・衛生教育
・母親たちへの栄養教育
・最終的な目標はマリールイズさんとともに母子手帳をルワンダに普及させる
・そのために、まずは看護師として活動し、地域・行政を連携を図る。そこから信頼を勝ち取り、母子手帳普及のための活動をおこなっていく
マリールイズさんは、NPO「ルワンダの教育を考える会」としてウムチョムウィーザ学園を創設されました。
日本ともかかわりが深く、2012年には日本国籍を取得され、福島を中心に活動されています。
↑その半生は絵本にもなっているほど!
マリールイズさんと協力した取り組みにも期待ですね。日本とラオスでの助産師としての経験は、きっとルワンダにもポジティブな変化をもたらしてくれるはず。
勉強会では、ちりちゃんにこれまでのキャリアチェンジにおける葛藤や心境の変化、ラオスとルワンダの違い、起業家夫婦同士ケンカしたりしないの?といったところまで語っていただければと思っています(むしろ参加者の方々、根掘り葉掘り質問しちゃってください!)
楽しみですね!
そんな根本千里さんが協力してくれるスタディツアー「START」第1期は9月17日〜25日。
8月10日には募集を締め切る予定ですので、お早めに!
興味のある方は、交流用の非公開Facebookにご招待しますので、下記フォームから仮登録をお願いいたします!(題名は「仮登録」でお願いします)
通常2日以内にご返信差し上げますが、返事がない場合はお手数ですが「info☆rwandanote.com」(☆を@に変える)までお問い合わせ願います。
① 「問い合わせフォーム」を送信
② STARTより、ご登録メールアドレスにご連絡
③ 参加申込書の提出
④ 各自準備(航空券、海外旅行保険など)
⑤ 現地集合