STARTはどこが運営してるの?

スタディツアー「START」は、ルワンダ現地法人「Africa Note Ltd.」が催行いたします。

代表のタケダノリヒロは、青年海外協力隊としてルワンダで2年間の活動経験があります。

現地の風習や安全情報に精通しておりますし、最新情報も常にチェックしております。

みなさんに安心・安全なツアーを体験していただけるよう善処して参りますが、ご不明点や不安なことがあればお気軽にお問い合わせください。

なぜルワンダなの?

アフリカでもっとも治安が良いから

ルワンダは世界経済フォーラムの実施した「安全度ランキング」でアフリカ1位に輝いており、「アフリカでもっとも治安のよい国」と言えます。このランキングでは全世界でも9位に入っており、なんと日本よりも上位です(日本はトップ20位以下の圏外)。

「アフリカに行ってみたいけど危なそうでこわい……」という方にも安心して来ていただける「アフリカの入り口」としてルワンダをおすすめしています。

参考:Revealed: The world’s safest (and least safe) countries – Zimbabwe and Nicaragua beat the UK

とは言え、油断は禁物。人込みでのスリや強盗などもまったくないわけではありません。特に旅行者は狙われやすいため、不用意に貴重品をひと目につく場所で出さない、夜道をひとりで歩かないなどの対策は絶対に必要です。

経済成長しているから

首都キガリの高層ビル街

ルワンダは過去15年ほどGDP成長率6%前後を記録しつづけており、ジェノサイドからのその復興・発展ぶりは「アフリカの奇跡」と称されるほど。

内陸国で資源には恵まれないものの、近年は「IT立国」を標ぼうしてスマートフォンを活用したアプリやサービスの開発、ドローンの専用空港の建設、さまざまなITベンチャーの立ち上げなどがすすめられています。

日本人がイメージしがちな素朴で自然あふれる「アフリカ」とは一味違ったルワンダの様子をその目で確かめ、現地の方々のことばに耳をかたむけてみませんか?

紛争があったんじゃないの?

キガリのジェノサイド・メモリアル(虐殺祈念館)

ルワンダでは1962年の独立以前からフツ族とツチ族による抗争が繰り返されていました。

1994年4月のハビヤリマナ大統領暗殺を契機に、フツ過激派によるツチ及びフツ穏健派の大虐殺(ジェノサイド)が始まります。同年7月までの3ヶ月間に犠牲者は80~100万人に達しました。

その後ポール・カガメ現大統領率いるルワンダ愛国戦線(RPF)がフツ過激派を武力で打倒し、出身部族を示す身分証明書の廃止、国民和解委員会及び国民事件委員会の設置などを通して民族の和解を促進。

現在ではフツ族、ツチ族という区別はなく、大虐殺から20数年しか経っていないとは思えないほど平穏な生活が送られています。ただし、住民たちには忘れたくても忘れられないできごととして心の中にとどめられているようです。

虐殺についてはきちんと場を設けて当事者から話を聞く予定ですが、通常の会話のなかで「フツ」「ツチ」といった単語を出すことはタブーとされているので、軽率に口にすることは避けるようにお願いいたします。

感染症は大丈夫なの?

18年6月現在、ルワンダ渡航に際して「必須」とされている予防接種はありません。外務省のページでは、以下の予防接種が「推奨」されています。

  • 大人→ A型肝炎,B型肝炎,(生活環境次第では,腸チフスおよび狂犬病)
  • 小人→ DPT (ジフテリア/百日咳/破傷風の3種混合),MMR(麻疹=はしか/流行性耳下腺炎=おたふく風邪/風疹),ポリオ,BCG,A型肝炎,B型肝炎,Hib(インフルエンザ菌b型),水痘など

参考:ルワンダ | 外務省

STARTオンライン説明会資料より

A型肝炎

STARTオンライン説明会資料より

B型肝炎

STARTオンライン説明会資料より

腸チフス

STARTオンライン説明会資料より

黄熱病の予防接種は不要

以前は入国時に「黄熱ワクチン接種証明書(イエローカード)」の提示が必要とされていましたが、2018年5月に外務省のルワンダ情報が以下のように変更されました。

  • 黄熱に感染する危険のある国から来る,1歳以上の渡航者は黄熱予防接種証明書が要求されています(黄熱に感染する危険のある国の空港を経由する渡航の場合,その国に入国しなければ不要)。
  • 黄熱に感染する危険のある国ではないので,黄熱の予防接種は推奨されていません

引用元:ルワンダ | 外務省

日本は黄熱に感染する危険のある国ではないので、予防接種は推奨されていません。仮に入国時にイエローカードの提示を求められても、「日本から直接来たから大丈夫」と冷静にはっきりと伝えてください。

マラリアの予防と対策

ルワンダでもっともかかりやすい病気がマラリアです。高熱、激しい頭痛、倦怠感などを伴う病気で、治療が遅れれば死に至る可能性もあります。

日本ではまったく馴染みのない病気ですが、ルワンダでは一般的な病気なので、仮にかかったとしても現地で十分に治療可能です(ただし早期治療は絶対!)

予防薬にはメファキン「ヒサミツ」錠 275®(メフロキン塩酸塩錠)や、マラロン配合錠®(アトバコン・プログアニル塩酸塩配合錠)がありますが、医師の処方が必要で高額(らしい)ので、一般の旅行者が購入するのはハードルが高いかもしれません。

また、マラリア予防薬は体質によっては副作用(吐き気、頭痛、悪夢!)が強く出るため、飲まずに行動や服装から予防している現地在住者も多いです。

【マラリア予防のコツ】

  • 夕暮れ~明け方には蚊に刺されないようにする!
    • マラリアを媒介するのは蚊のなかでも「ハマダラカ」のみ。ハマダラカが活動するのは夕暮れから明け方です。その間は長袖・長ズボンで、できるだけ蚊に刺されないようにしましょう。「刺されないこと」が最善の予防策!
  • 虫よけスプレー・ローションを活用
  • 就寝時には必ず蚊帳を使う

参考:厚生労働省検疫所

蚊帳はゲストハウスにもホームステイ先にも用意してありますので、ご安心ください。

狂犬病の予防と対策

もうひとつ特に注意が必要な病気が狂犬病。発症するとほぼ100%死に至る恐ろしい病気です。

STARTオンライン説明会資料より

イヌだけではなく、ネコやウサギ、コウモリなど、その他の哺乳動物にも注意が必要。咬まれたり、傷口、目や口の粘膜をなめられたりすることで感染します。動物は前足をなめるので、ウイルスの付いたツメで引っかかれても感染を考えなくてはなりません。

10日間経ってもその動物が健康であれば、ウイルスを持っていないことになるので大丈夫なのですが、それでももし噛まれたり引っかかれたりしたら怖いですよね。

もしもの時のために、対策を知っておきましょう。

【哺乳動物に噛まれたら】

  • できるだけ早く病院を受診
  • 応急処置
    • 傷口を石鹸と水(できれば流水)でよく洗い、消毒液で消毒
    • 粘膜から感染する可能性があるので、決して傷口を口で吸いださない
  • 症状が発現したら治療法はなし。それまでに医師の指示に従ってワクチン接種を複数回受ける(国や地域によって回数は異なる。日本では6回)

STARTオンライン説明会資料より

海外旅行保険には入ったほうが良い?

海外旅行保険への加入を強くおすすめします。ルワンダは「アフリカ一治安の良い国」とは言え、突発的なケガや病気など何が起こるかはわかりません。

万が一にそなえて、保険に入っておくと安心です。国外搬送を必要とするような重大なケガや病気の場合にはクレジットカード付帯の保険だけではカバーしきれませんが、日常的に起こり得るケガや病気の治療、もちものの盗難や故障であれば十分カバー可能です。

くわしくはルワンダノオトにて解説しています。

 ルワンダ旅行に海外旅行保険は必要?~クレジットカード活用術~ | Rwanda note

気温はどのくらい?気候はどう?

アフリカと言えば暑いイメージがありますが、ルワンダは年間を通して15~25℃くらいで「アフリカの軽井沢」とも呼ばれています(だれが呼び始めたかはわかりませんが)。

服装としては、日本の春や秋をイメージしていただければ良いと思います。朝晩は冷えることも多いので、サッと羽織れるパーカーなどがあると便利です。

季節は春夏秋冬ではなく、雨季と乾季が繰り返すサイクルになっています。

大雨季(Itumba):3月中旬~5月中旬
大乾季(Icyi):5月中旬~10月中旬
小雨季(Umuhindo):10月中旬~12月中旬
小乾季(Urugaryi):12月中旬~3月中旬

参考:『Manners in Rwanda』 よりタケダが和訳

ただ、雨季と言っても一日中降り続くことはめったになく、ドバっと一気に降り始めてもしばらく待っていれば止むことも多いです。突然の雨に見舞われたら雨宿りをしてやりすごしましょう。

くわしくはルワンダノオトにて解説しています。

→ ルワンダの気候・旅行にオススメの季節・持っていくべき服装は? | Rwanda note 

荷物はなにを持っていけばいい?

ルワンダノオトがおすすめしている航空会社・カタール航空では、機内手荷物7kg、無料受託手荷物 30 kgまでとなっています。

タケダが2年間のルワンダ生活で持参した荷物。9日間のツアー参加ならバックパック+小バッグで十分

移動のことを考えるとスーツケースの持参はおすすめできません。バックパックと身の回り品を入れる小さなバッグがあれば十分ではないでしょうか。

特に持ってきたほうが良いものは、コンセントの変換プラグです。

コンセント変換プラグは必須ですね。国によって形状は違いますが、この商品ならすべての国に対応できます。

変圧器機能もほしければこちら。

パソコンやスマホの充電には基本的に変圧器はいりませんが、ドライヤーやヘアアイロンなどは必要な場合が多いです。

私は友人から買い取ったプリンターを変圧器なしで使おうとして一発で壊すという悲惨な思いをしたので、みなさまはお気を付けください。

おもに長期滞在者向けですが、「タケダノリヒロ.com」にも参考情報をまとめています。

海外ホームステイ持ち物リスト25~長期滞在・途上国に便利!~ | タケダノリヒロ.com

ゲストハウスはどんなところ?

キガリ市内レメラ地区にある Auberge Beausejour (または同等クラスのゲストハウス)を利用予定です。1泊4,000円程度(ツアー代金に含む)。

近隣にはバーなどがあって騒音が気になるゲストハウスも多いですが、ここは静かで清潔。

青年海外協力隊をはじめ日本人も多く利用しているので、スタッフもあたたかく迎えてくれます。

ひとり一部屋、トイレ・ホットシャワーが各部屋についています。朝食付き。Wi-Fiはエントランスで利用可能です。

ホームステイ先はどんなところ?

代表のタケダが青年海外協力隊時代に活動していた、ルワマガナ郡ムシャセクターというところにあります。首都キガリからは車で東に1時間程度。
この地域に住んでいるルワンダ人の家庭でホームステイをしていただきます。

「START」の前身となったホームステイの様子。2017年9月

トイレは外にある汲み取り式、シャワーはなくたらいで水浴び、薪や炭を使った調理など、現地の方々がふだんからされている生活をみなさんにも体験していただきます。

近代的な設備はありませんが、みなさんに安心して過ごしてもらえるようこの地域では比較的しっかりとした家を選んでいます。

ホームステイ先の寝室

ゲストハウスに泊まるだけでは味わうことの出来ないルワンダの良さを体験出来ること間違いなし!

ホストファミリーが腕に縒りをかけてつくったルワンダの家庭料理も堪能できますよ。

タケダが協力隊時代におこなっていたホームステイの受け入れで、泊まりに来てくれたゲストが感想を書いてくれています。

→ ホームステイ体験記(勝田翔一郎さん)~人の行き来が最大のプレゼント~ |タケダノリヒロ.com

食事や水は大丈夫?

ルワンダの主食は、お米(長粒種も短粒種もある。日本よりすこしパサパサしている)、食用バナナ(皮が緑色のバナナ。蒸したりローストしたりする。イモのような味)、ウガリ(穀物の粉を湯で練り上げたもの)など。

レストランで食べられるビュッフェ

マズいものはめったにありませんが、「ルワンダ料理」と呼べるほど手のこんだ料理も特にありません。

飲水はお店でペットボトル入りのミネラルウォーターを購入可能です。水道水や井戸水は控えましょう。

その他、よく火の通っていない肉や卵、生野菜、フルーツジュースなどはお腹を壊す可能性が高いのでお気をつけください。

電話・インターネットは使える?

ツアー中は現地連絡用の携帯電話およびポケットWi-Fiを無料で貸出し、有事の際にかならず電話やSMSがつながるようにしていただきます。

ゲストハウスのエントランスや、キガリ市内のカフェでもWi-Fiを使用可能です。

キャンセルはいつまで大丈夫なの?

キャンセル料は以下のとおりです。

ツアー開始日の前日から起算してさかのぼって31日以上前 なし
ツアー開始日の前日から起算してさかのぼって30日前~15日前 参加費の15%
ツアー開始日の前日から起算してさかのぼって14日前~3日前 参加費の30%
ツアー開始日の前々日~当日(ツアー開始前) 参加費の50%
ツアー開始後の取消または無連絡不参加 参加費の100%

キャンセルの連絡を参加者が送信した日時(ルワンダ時間)を、キャンセルのタイミングとします。

参加費は現地にて現金で支払っていただく予定ですが、キャンセル料は連絡を頂いた時点でのレートに応じて日本円にて請求、指定の銀行口座への振込をお願いいたします。