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2022年アフリカ・ルワンダ卓上カレンダー販売中〜制作の背景と12枚の写真解説〜

アフリカのルワンダでスタディツアーや情報発信をしながら、国際協力機関でも働いています、タケダノリヒロ(@NoReHero)です。

これまで私が扱ってきた商品は体験や知識など形のないものでしたが、ついに「かたちあるもの」を販売できる運びとなりました。記念すべき最初の商品は「卓上カレンダー」です。千の丘の国、ルワンダの12の風景をおさめました。

【2022年】アフリカ・ルワンダ卓上カレンダー【木製スタンド付き】¥1,380(税込)

【2022年】ルワンダ卓上カレンダー(商品詳細ページへ)

この記事ではカレンダー制作に至った背景や、5年間のルワンダ生活で撮りためた無数の写真たちからこの12枚を選んだ理由、その風景にまつわるストーリーをお伝えします。

カレンダー制作の背景

まず、カレンダーをつくろうと思い立ったきっかけは、ツイッターでした。ポルトガルでフォトグラファーとして活動している知人、Ryokoさんがこんな投稿をしていました。

「これほしい……!」ひと目見た瞬間にそう思いました。ポルトガルには妻とふたりで2019年に旅行に行き、そのときにRyokoさんに夫婦写真を撮ってもらったので、カレンダーに掲載されたかわいらしい街並みを眺めていたら、当時のワクワク感が蘇ってきました。

ポルトガルでRyokoさんに撮ってもらった夫婦写真

そして注文しようかな、と思ったときにふと思い浮かんだのです。これ、ルワンダ版もつくれるかも、いやつくりたい、と。

そこから、写真を選び、カレンダーをつくり、オンラインショップを立ち上げ、今に至ります。思い立ってから3日ほど。我ながらエンジンがかかったときの勢いはすさまじいものです。

ということで、「カレンダーを販売する」というアイデアは私のものではなく完全にRyokoさんの受け売りなので、ぜひポルトガルカレンダーもチェックしてみてください。自宅でヨーロッパとアフリカ、両方の風景を楽しむのもありですね!

Ryokoさんのオンラインショップ

12枚の写真解説

【2022年】アフリカ・ルワンダ卓上カレンダー【木製スタンド付き】」は、各月12枚のカードが1枚ずつの写真で彩られています。ここではそれぞれの写真を選んだ理由や、その風景にまつわるストーリーをお伝えします。

1月:千の丘の国、ルワンダ

1月:千の丘の国、ルワンダ

1月は、首都キガリの中心街を高いところから撮影した写真。ルワンダのことを紹介する際に、よく利用している一枚です。奥の方に山脈が見えるので、「千の丘の国」と称されている理由がよくわかるのではないでしょうか。

撮影場所は、Ubumwe Grande Hotelのルーフトップバー。キガリのなかでももっとも眺めの良い場所です。風の吹き抜ける店内で飲むジョッキの生ビールは最高。タケダ家もよく利用しています(ほぼビールしか頼んでないけど)。

2月:マウンテンゴリラですけどなにか

2月:マウンテンゴリラですけどなにか

ルワンダといえば、マウンテンゴリラ。絶滅危惧種に指定されているマウンテンゴリラは、世界でも1000頭程度しか生息しておらず、しかも住んでいるのはこのルワンダとウガンダとコンゴ民主共和国の国境沿いにある火山地帯だけ。

そんなゴリラに会いに行くトレッキングツアーが人気なのですが、通常時は入園許可証をとるだけでひとり1500ドル(約17万円)もかかります……(現在はコロナ禍割引でひとり500ドル)!

私が訪問したのは値上げ前の現地在住者価格で、375ドル(4万円強)だったのでとってもお得に見れてラッキーでした。しかもゴリラに会えるのは超至近距離。太く大きな腕をぶんぬと振り回したら、キャンドルのように細い私の体など一発で粉砕されてしまいそうなほどでした。そんなゴリラさんに恐る恐るカメラを向けて、撮影させていただいたときの一枚。「なに見てんだよ」と言わんばかりの迫力ですね。日本のあなたにもゴリラパワーを!

3月:伝統を現代に伝える色鮮やかなバスケット

3月:伝統を現代に伝える色鮮やかなバスケット

ルワンダの伝統工芸品のひとつで、お土産屋さんでもよく見かけるバスケット。首都キガリにあるAzizi Lifeというお店に飾られていたものです。ここはクラフトスタジオにもなっており、ものづくりワークショップも開催されています。

ちなみに3月にこの写真を選んだのは、このカラフルさがひな祭りのひなあられを思い出させたから。伝わる……?

4月:あれから28年

4月:あれから28年

ルワンダでは毎年4月に虐殺追悼週間がもうけられています。1994年4月に起きた「ルワンダ虐殺(ジェノサイド)」という悲劇を風化させないためのもので、全国的に喪に服す期間となっています。

写真はキガリ市内にあるベルギー平和維持軍メモリアルで撮影したもの。虐殺によって当時の人口の約1割が亡くなったとされていますが、駐留していた国連軍の兵士たちも犠牲になりました。単なる小国の民族対立ではなく、国連や先進国なども関わる世界的な事件だったこと、我々もこの歴史から学ぶべきことがあるということを、ひとりでも多くの方に知っていただきたいです。

5月:水汲みに精を出す子どもたち

5月:水汲みに精を出す子どもたち

5月のイベントと言えば「こどもの日」。日本では「遊ぶことが子どもの仕事」なんてよく言われますが、ルワンダ(特に農村部)では多くの子どもたちが、当たり前のように水汲みや薪拾いなど決して楽ではない家の仕事をおこなっています。

もちろんそれと同時に無邪気に遊びまわってもいるのですが、「水汲みは楽しい。それに家族の一員としての責任があるから」と語ってくれた小学4年生の男の子の大人びた表情は忘れられません。

6月:街を彩るストリートアート

6月:街を彩るストリートアート

Impact Hub Kigaliという、社会起業家のためのコワーキングスペースが入ったビル。ルワンダではこういったストリートアートにも税金がかかるという噂を聞いたことがあります。そのせいか、街なかでアートを見かける機会は非常にすくないので、ここは貴重なスポット。

とは言えアートギャラリーはたくさんあり、無料で楽しめるところも多いので、キガリにお越しの際はぜひアフリカンアートもお楽しみください。

7月:私、牛じゃなくて、ヤギです。

7月:私、牛じゃなくて、ヤギです。

ルワンダの農村部にお客さんをご案内するとき、「あれ、牛ですか?」とよく間違えられるのがヤギ。ヤギと言うと白いイメージがありますが、ルワンダのは真っ黒や白黒のものも多いので間違えても無理はないですよね。

ルワンダでは多くの家庭が家畜としてヤギや牛を飼っているので、もっとも身近な動物でもあります。のんびりと草を食む彼らの姿を見ていると、不思議と心がおだやかになるものです。

8月:首都キガリの高層ビル街

8月:首都キガリの高層ビル街

キガリ中心街のなかでも、もっとも高層ビルが多く立ち並ぶエリアの写真です。ここはもとから歩行者天国だったのですが、最近ベンチや公園がつくられたり、緑が植えられたり、さらに素敵な通りに発展中。

2023年のカレンダーではさらに進化した姿をお届けできることでしょう。街の成長をこの目で確かめられることも、アフリカに住む楽しみのひとつです。

9月:勤勉な国民性をあらわすモニュメント

9月:勤勉な国民性をあらわすモニュメント

RRA(Rwanda Revenue Authority、ルワンダ歳入庁)本部にあるモニュメント。2人の人物がレンガを積み上げており、「実直に働くことが、国をつくり、未来をつくる」と言われているようです(どんな狙いでこの像がつくられたかは定かではありませんが)。

日本で会社員をやっていたときは税金なんてほとんど意識したことがありませんでしたが、ルワンダでは現地法人として自分で税金を申告・支払いしています。その手続きがうまくできずRRAを過去に何度か訪問したのですが、この像を横切るたびに「自分の税金がこの国の発展に一役買っている」とちょっと誇らしい気持ちになることができました。日本に帰ったら、日本でもしっかり税金納めるぞ。

10月:空の青、大地の赤

10月:空の青、大地の赤

2016〜2018年に私が青年海外協力隊として活動していた、東部県ルワマガナ郡ムシャセクターで撮影した写真です。村のなかでも比較的家やお店が集まっている地域もあれば、この場所のように見渡す限り自然が広がっているエリアも。

この赤土の大地が、日本ではなかなかお目にかかれない「アフリカ感」を感じさせますよね。外を歩くと服や靴がすぐ汚れますし、帰宅して顔を洗うと引くほど水が茶色く濁るので、生活するうえでは困りものでもあるのですが。それもまた人生の想い出。数年後にはこんな景色も見れなくなってしまうのでしょうか。

11月:アフリカのシンガポール、ルワンダ

11月:アフリカのシンガポール、ルワンダ

ルワンダは「アフリカのシンガポール」を目指して成長中。経済面だけでなく街づくりでも参考にしているようで、通りにはほとんどゴミが落ちていません。アフリカというとゴミゴミしていてあまり綺麗ではない印象をお持ちの方も多いのですが、このキガリの清潔さを見て「とてもアフリカとは思えない」と驚く方もたくさんいます。

意外にもポイ捨てをする人は多いのですが、清掃業者さんが至るところで毎日掃除をしてくれていますし、一般市民も自分の家やその周辺はしょっちゅう掃除しているのでとても綺麗に保たれています。快適かつ平和に過ごせることに今日も感謝。

12月:新たな一年の始まり

12月:新たな一年の始まり

最後は我が家の目の前で撮った、何の変哲もない通りの写真。散歩をしていて夕陽が木々の間から差し込んできた瞬間があまりにも美しかったので、いつも通る道ですが思わず写真におさめました。

12月は1年の終わりですが、「新たな一年がもうすぐ始まる」という期待に胸をふくらませる時期でもありますよね。今年も、来年も、みなさんに希望の光が差し込みますように。このカレンダーとともに、素敵な毎日をお過ごしください。

【2022年】ルワンダ卓上カレンダー(商品詳細ページへ)